アジアやヨーロッパ、アメリカなどへ格安で旅立てる海外LCC(格安航空会社)。「日本の国内線で使っている機内持ち込みスーツケースはそのまま海外LCCでも使える?」「各社でサイズや重さの制限はどう違うの?」と気になっていませんか?
実は、海外LCCの手荷物規定は大手航空会社(ANA・JAL等)よりもはるかに厳格で、航空会社ごとにサイズ寸法(特に横幅や奥行き)や重量制限が細かく分かれています。「空港の搭乗ゲートでサイズ枠に入らず、1万円近い高額な追加手荷物料金を請求された…」なんて失敗は絶対に避けたいですよね。
結論から言うと、海外LCCの多くは「高さ56cm × 幅36cm × 奥行23cm 以内」「手荷物+身の回り品の合計2個で総重量7.0kg〜10.0kg以内」が標準規定です!さらにヨーロッパやアメリカのLCCでは、最安運賃だと頭上の棚に入れるスーツケース自体が有料になるケースもありますよ。
この記事では、アジア・欧米の主要海外LCCの機内持ち込みサイズ・重量比較一覧から、大手航空会社との違い、搭乗ゲートでの計量チェック対策、7kg制限を突破するスーツケース選びとパッキング術まで徹底解説しますね。
- アジア系主要LCC(エアアジア・ベトジェット等)は「56×36×23cm・合計2個7kg以内」が主流
- スクートや韓国系LCC(チェジュ航空・ジンエアー等)は「合計10kg以内」と重量枠がやや広め
- 欧米LCC(ライアンエアー等)は基本運賃だと座席下の小型バッグのみ無料でキャリーケースは有料
- 大手(ANA・JAL)より横幅・奥行きが数cmスリムなため「幅36cm以下・2kg前後の超軽量ケース」が必須
海外LCC各社の機内持ち込みサイズと重量制限一覧

まずは、日本発着の国際線や海外現地でよく使われる主要LCC各社の公式機内持ち込み手荷物ルールを一覧表で比較してみましょう。
アジア系LCC主要8社のサイズ寸法と7kg・10kg重量比較
日本から東南アジア・東アジアへ就航している代表的な海外LCCの機内持ち込みサイズと許容重量は以下の通りです。
| 航空会社(拠点) | メイン手荷物(スーツケース)サイズ | 身の回り品(リュック等)サイズ | 合計個数 | 合計許容重量 |
|---|---|---|---|---|
| エアアジア(AirAsia) | 高さ56cm × 幅36cm × 奥行23cm | 高さ40cm × 幅30cm × 奥行10cm | 合計2個 | 7.0kg以内 |
| ベトジェットエア(VietJet Air) | 高さ56cm × 幅36cm × 奥行23cm | 高さ30cm × 幅20cm × 奥行10cm | 合計2個 | 7.0kg以内 |
| スクート(Scoot) | 高さ54cm × 幅38cm × 奥行23cm | 高さ40cm × 幅30cm × 奥行10cm | 合計2個 | 10.0kg以内 |
| チェジュ航空(Jeju Air) | 3辺合計115cm以内(55×40×20cm等) | 座席下に収まるサイズ | 合計1個+品1個 | 10.0kg以内 |
| ジンエアー(Jin Air) | 3辺合計115cm以内(55×40×20cm等) | 座席下に収まるサイズ | 合計2個 | 10.0kg以内 |
| タイガーエア台湾(Tigerair) | 高さ54cm × 幅38cm × 奥行23cm | 座席下に収まるサイズ | 合計2個 | 10.0kg以内 |
| ジップエア(ZIPAIR) | 1個目: 55×40×25cm / 2個目: 35×25×45cm | 規定サイズ内 | 合計2個 | 7.0kg以内(有料で+8kg可) |
| ピーチ(Peach・国際線) | 3辺合計115cm以内(50×40×25cm以内) | 座席下に収まるサイズ | 合計2個 | 7.0kg以内 |
アジアLCCは「7kg組」と「10kg組」に二分!
エアアジア、ベトジェット、ピーチ、ZIPAIRなどは「2個合計で7.0kg以内」と厳格ですが、スクートや韓国系LCC(チェジュ航空・ジンエアー・ティーウェイ等)、タイガーエア台湾は「合計10.0kg以内」まで持ち込めます。利用する航空会社がどちらのグループか必ず事前に確認しておきましょう。
ジェットスターの詳しい規定は、ジェットスター機内持ち込みスーツケースサイズ制限でも解説しています。
欧米LCCの厳格な手荷物有料化ルールと座席下バッグ規定
ヨーロッパやアメリカ国内を周遊する際に利用するLCCでは、アジアのLCCとは大きく異なる「手荷物有料化モデル」が主流となっています。
| 航空会社 | 無料(基本運賃に含まれる荷物) | キャリーケース(頭上の棚)を持ち込む条件 |
|---|---|---|
| ライアンエアー(Ryanair) | 座席下に収まる小型バッグ1個(40×20×25cm以内)のみ無料 | 「Priority & 2 Cabin Bags」オプションを追加購入(55×40×20cm・10kg以内) |
| イージージェット(easyJet) | 座席下に収まる小型手荷物1個(45×36×20cm以内・15kgまで)のみ無料 | 大容量キャビンバッグオプションまたは前方・足元広め座席の予約が必要(56×45×25cm) |
| ウィズエアー(Wizz Air) | 座席下に収まる無料手荷物1個(40×30×20cm・10kgまで) | 「WIZZ Priority」オプションを追加購入(55×40×23cm・10kgまで) |
| スピリット航空(Spirit Airlines) | 身の回り品1個(45×35×20cm以内)のみ無料 | Carry-on Baggage料金を別途事前支払い(56×46×25cm以内) |
ヨーロッパLCCは最安チケットだとスーツケース持ち込み不可!
ライアンエアーなどで最安のBasic運賃を購入した場合、持ち込めるのは「前の座席の下に入る小さなリュックやトートバッグ1個」だけです。車輪付きのキャリーケースを持ち込むには、予約時に必ず優先搭乗(Priority)オプションを付帯させてくださいね。
他社も含めた重量制限の全体比較は、スーツケース機内持ち込み重量制限ガイドで詳しく解説しています。
大手航空会社との違いと見落としがちな奥行き・幅の罠
日本のANAやJAL、海外の大手FSC(フルサービスキャリア)と海外LCCを比べると、寸法のプロポーションに大きな違いがあります。
- 大手航空会社(ANA・JAL等):高さ55cm × 幅40cm × 奥行25cm(3辺合計115cm以内)。重量は10kgまで。
- 海外LCC(エアアジア等):高さ56cm × 幅36cm × 奥行23cm(または20cm)。重量は7kg〜10kg。
◆ワンポイントアドバイス
市販の一般的なスーツケースは幅38〜40cmで作られているものが多いため、海外LCCの空港測定枠(幅36cm枠・奥行23cm枠)に入らないトラブルが多発しています!
海外LCCで追加料金を防ぐ荷造りとスーツケース術

海外LCCの厳しいサイズ・重量制限を確実にクリアし、空港でムダな出費を出さないための賢いパッキング術とスーツケースの選び方をご紹介します。
7kg制限を突破する自重2kg以下の軽量スーツケース条件
7.0kg制限のある海外LCCで快適に荷物を運ぶためには、スーツケース本体の「軽さ」と「スリム設計」が最も重要です。
海外LCC対応スーツケースの必須条件
1. 外寸サイズ:高さ54〜55cm以下、幅35〜36cm以下、奥行22〜23cm以下(キャスター・取っ手含む)。
2. 本体自重:1.8kg〜2.2kg前後の超軽量モデル(ケースが3kgあると中身は4kgしか入りません)。
3. ソフトキャリーまたは軽量ポリカーボネート:ナイロン製ソフトキャリーなら自重1.7〜2.0kgと最軽量クラスで、外ポケットも便利です。
4. キャリーオンバックパック(35L〜40L):車輪のないトラベルリュック(自重0.9〜1.2kg)なら、荷物をたっぷり約6kg詰め込めます。
国際線での液体物のパッキング規定については、国際線機内持ち込みスーツケースの液体制限ルールも事前に確認しておきましょう。
空港ゲートでのサイズ枠・重量チェック対策と計量テクニック
海外LCCのチェックインカウンターおよび搭乗ゲート前では、抜き打ちまたは全員を対象にした厳格な計量チェックが行われます。
| チェック場所 | 検査内容 | 超過時のペナルティ |
|---|---|---|
| チェックインカウンター | キャリーケース+身の回り品を同時に秤に載せて合算計量 | 当日空港料金での受託手荷物追加(約3,500円〜6,000円) |
| 搭乗ゲート前 | 金属製サイザー(測定枠)への挿入テスト+計量器での再測定 | 高額なゲート手荷物料金(5,000円〜12,000円 / $40〜$80) |
0.1kgオーバーでも情け無用!
「7.1kg」のようにわずか100g超過しただけでも、搭乗口で受託手荷物扱いとなり高額なゲート料金が徴収されます。せっかく節約した航空券代が台無しになるため、事前の重量管理を徹底しましょう。
7kg制限をクリアするパッキング裏ワザ
・重い衣類は着用する:ジャケットやパーカー、重いスニーカーは身につけて搭乗します(着ている服は計量対象外)。
・ポケットを最大活用:モバイルバッテリー、充電器、ガイドブックなどは上着のポケットに入れて計量をパスします。
・携帯型ラゲッジスケール:出発前やホテルで事前に重量を測り、6.7kg程度に調整しておくと安心です。
液体物制限と海外LCC特有の手荷物オプション活用法
海外LCCを使いこなすための重要ポイントです。
海外LCC利用時の心得
1. 国際線の液体物ルール:1容器100ml以下、1L透明ジッパー袋にすべてまとめる(1人1袋)。100mlを超える化粧水やお酒は機内に持ち込めません。
2. お土産袋も個数に含まれる:免税店で買ったお土産袋も「手荷物1個」に数えられます。スーツケース+リュック+お土産袋=合計3個になると搭乗口で止められるため、必ずリュック内にしまえるスペースを空けておきましょう。
3. 荷物が増えるなら事前追加:お土産などで7kgを超えることが確実な場合は、空港ではなくWeb予約時に受託手荷物やプラス重量オプション(事前予約なら半額以下)を追加しておくのが最も賢い方法です。
◆ワンポイントアドバイス
海外LCCは「ルールをしっかり守れば最強に安く旅ができる乗り物」です。サイズと重量を事前にコントロールして身軽に飛び立ちましょう!
海外LCCの機内持ち込みサイズに関するよくある質問(FAQ)
Q1. キャスターや取っ手はサイズに含まれますか?
A1. はい、海外LCCの手荷物測定枠(Sizer)はキャスターや上部ハンドルを含めた最大外寸で判定されます。突起部分も含めて規定サイズ内に収まっている必要があります。
Q2. 身の回り品(リュック)のサイズ制限はどのくらいですか?
A2. 一般的に「高さ40cm×幅30cm×奥行10〜20cm以内」で、前の座席の下に完全に収まるサイズが基準となります。
Q3. 空港の免税店で購入したお酒や化粧品は手荷物重量に含まれますか?
A3. 原則として免税品のお土産も機内持ち込みの総重量(7kg等)や個数制限(合計2個)に含まれます。搭乗ゲートで合算計量されることがあるため注意が必要です。
Q4. 友人と2人で乗る場合、7kg+7kg=合計14kgとして合算できますか?
A4. いいえ、機内持ち込み手荷物は1人あたりの個別重量で判定されます。1人が8kg、もう1人が6kgの場合、8kgの人は重量超過とみなされます。
Q5. 海外LCCにおすすめのバッグタイプはどれですか?
A5. 自重1.8kg前後の軽量ソフトキャリー、または自重1kg前後の35L〜40Lキャリーオンバックパック(トラベルリュック)が最も融通が利きやすくおすすめです。
まとめ:海外LCCの機内持ち込みサイズを攻略して快適な旅へ
最後に、海外LCCでスーツケースやバッグを機内持ち込みする際の最重要ポイントをおさらいしておきましょう。
◆ワンポイントアドバイス
「幅36cm・奥行23cm以下のスリム設計」「2kg以下の超軽量ケース」「合計7kg以内の事前計量」を徹底すれば、海外LCCも怖くありませんよ!
海外LCCを賢く攻略する秘訣は、「各社のサイズ・重量制限の事前確認」「自重の軽いバッグ選び」「ラゲッジスケールでの重量コントロール」の3点です。
手荷物ルールをマスターして、無駄な追加料金をゼロにし、世界中をおトクで快適に旅してくださいね!

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